第15回全日本シングルスソフトテニス選手権大会

平成20年5月17・18日/新潟県新潟市庭球場

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 2005年以来の優勝を目指す篠原選手は順当にベスト8に進出。準々決勝の相手は 昨年の秋田国体成年男子の部2位だった兵庫県チームのメンバー・宮下選手。試合は宮下選手が風向きを上手く使い先にコースに打ち込むテニスが決まり、ゲームカウント1−3と篠原選手のピンチ。しかしここから篠原選手が持ち味の粘りを見せ 、ショートクロスへの柔らかいボールを集めるなどして宮下選手のミスを誘い試合はファイナルゲームへ。結局、最後は篠原選手の粘りが功を奏した形で 宮下選手を振りきり篠原選手が勝利。
準決勝の相手は日体大の同級生・岩本選手。試合巧者との対戦と言うことで長期戦になると思われたが意外にも岩本選手に先にミスが出てC−2で篠原選手が勝利し決勝に進出を決めた。
決勝戦の相手は、篠原選手と同様にナショナルチーム所属の玉川選手。剛球が持ち味の玉川選手に対して篠原選手の安定感が上回るかと思ったが、篠原選手にあまり見たことのない様な変な当り損ねや先にミスをする場面が目立ち常に玉川選手に先行される展開。中盤、流れが篠原選手に来かかったように思ったが、ここでも先にミスが出て流れを引寄せられないままゲームカウント1−Cで試合終了となった。
今回決勝で敗れたことは残念だったが、先のアジア選手権大会代表予選会(ダブルス)2位と今大会(シングルス)2位という事で日本代表入りに向け篠原選手のオールラウンダーとしての能力を充分アピール出来たのではなだろうか。今後の大会・ナショナルチーム合宿でもペアの小林選手とともに大暴れをしてぜひ日本代表入りを目指して欲しい。
 女子では、今年のナショナルチーム所属で昨年の秋田国体成年女子で7位入賞を果たした群馬県チームのエース・澤邊選手が快進撃で強豪を次々と下し優勝を果たした。元々強打が持ち味の澤邊選手だが、今大会では以前より体も絞れた感じで打球にをキレがありすばらしい内容のテニスだった。
学生生活最後となる今シーズンの澤邊選手の活躍におおいに期待したい。

 

【男子入賞者】

優 勝 第2位
玉川裕司選手(中京大学) 篠原秀典選手(日体桜友会)
第3位
写真左:岩本康太選手(スマッシュイグチ)  写真右:長江光一選手(早稲田大学)

【女子入賞者】

優 勝 第2位
澤邊好美選手(日本体育大学) 柴崎由佳選手(東芝姫路)
第3位
写真左:東田早代選手(東芝姫路)  写真右:大庭彩加選手(NTT西日本広島)

【ギャラリー】

準決勝戦を戦う澤邊選手。
 

男子決勝戦。手前が篠原選手。

同じく決勝戦から。
篠原選手のファーストサービス。

“TEAM篠原”のみなさん