○成年女子
　関東ブロック大会を大逆転からの２位通過を果たした成年女子チームの勢いは本大会でも衰えず、素晴らしい戦いを見せました。
　・１回戦：群馬県�A−１三重県
　第１試合は坂東・佐々木ペアがダブル後衛相手に序盤は競ったが、戦い方の方向性が定まった中盤からは群馬県ペアのペースとなり�C−２で先勝し、群馬県チームに良い流れをもたらした。
　第２試合。相手は２年前のインハイ優勝後衛。中盤までは相手後衛の切れの良いストロークで３ゲームを先取されるが、持っている能力では負けない草野選手がここから追い上げファイナルゲームにもつれ込む。しかし、ファイナルゲームの序盤の連続ミスが響き３−�Cで惜敗。しかし、その戦いぶりは第１試合に続き群馬県に良い流れをもたらした。
　第３試合は１ゲームこそ相手の先制攻撃に対応できず奪われるものの、２ゲーム以降は中野選手が相手の強打も落ち着いてボールをつなぎ、上原選手が縦も横も積極的に仕掛けて一気に４ゲーム連取して群馬県が勝利。

　・２回戦：群馬県１−�A鹿児島県
　実業団チームで編成される強豪の鹿児島県戦。第１試合は中野・上原ペアが実力的には上回ると思われる相手ペアに、中野選手の見る者を魅了する素晴らしいストロークと上原選手の絶妙な読みによる勝負で互角に渡り合ったが、中盤以降は競るもののゲームは取らせてもらえず２−�Cで敗退。
　第２試合は草野選手が、やはり格上と思われる相手に果敢に挑むが、先に良いコースを攻められ後手に回り一気に３ゲームを連取される。次のゲームを意地を見せて取るものの反撃もここまでで１−�Cで敗退し群馬県の敗退が決まった。
　第３試合は坂東・佐々木ペアが、勝負が決まった後とは言えやはり格上と思われる相手に素晴らしい戦いを見せ�C−１で完勝。
　学連上位で活躍する選手も増えてきたことから、今後の活躍が大いに期待される戦いぶりでした。

○成年男子
　　ナショナルチームの篠原選手以外は全員大学生という若いチームとなった今回、学連で活躍している選手もいることからどこまでできるのか期待された。
　・１回戦：群馬県１−�A香川県
　強豪・香川県との第１試合は掛川・篠原ペアのＷ後衛が出場。雨の影響があり戦術を変更して臨んだが裏目に出た格好となり、戦い方が定まらないまま終わってしまったような形で０−�Cで敗戦。
　・第２試合は大澤選手が競り合いうもののゲームが取れず１−�Cで敗戦し群馬県の１回戦敗退が決定した。
　・第３試合は、鈴木・平井ペアが中盤までは互角の勝負だったが、中盤から鈴木選手のストロークの調子が上がってくると相手選手・ベンチも驚くほどの当たりを見せ�C−２で快勝し意地を見せた。
　世代交代が進んでいることからすぐに結果を求めることは厳しいかもしれないが、能力のある選手が多くなっていることから今後の活躍に期待したい。